「やる家事」よりしんどい「考える家事」の破壊力 名もなき家事の神髄は「しない家事」にある!?

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スーパーの総菜だけでは申し訳ないので手料理を1品作ったのに、その料理だけが余っているのを切ない気持ちで見届けながら自分で食べきる家事
命名 手料理スルー

 

鶏モモと鶏ムネのどっちが柔らかいほうか思い出す家事
命名 さまよう部位

見えないからこそ、確認し合う・認め合う姿勢を

考える家事は、“行動を伴わない”家事です。そのため、考えている本人以外からは文字どおり見えることはありません。だからこそ、お互いが今どんな「考える家事」を行っているのかを、報告し合うこと・確認し合うことが大切なのだと感じています。

『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

それ以上に大切なのが「考える家事」という存在を認めることだと思います。家事育児を頑張る本人はもちろん、家事育児をやっている相手も、社会全体もです。そして、『「考える家事」を家事として認めよう運動』といった流れやムーブメントが起きることを心から願っています。

SNSを中心としたインターネット上では、家事の効率化に関する議論が起きることが多々あります。その議論の中心が効率化しやすい「やる家事」について。その一方で、「考える家事」は効率化しづらい領域です。「やる家事」に併せて「考える家事」の存在に目を向ければ、もっと建設的で解像度の高い議論が行われるのではないかと思います。

「今日のご飯何がいい?」。このような連絡が来たら「何でもいいよ」という返信をやめてみてください。その代わりに、本当に食べたいものを送ったり、「何にしようと思ってるの?」と選択肢を聞いたりしてみてください。それだけで、夫婦間のコミュニケーションが前向きに進むようになるはずです。希望がかなうかどうかは別の話ではありますが……。

梅田 悟司 コピーライター・武蔵野大学教授

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うめだ さとし / Satoshi Umeda

1979年生まれ。上智大学大学院理工学研究科修了。広告会社でコピーライターとして活動した後、ベンチャー企業のコミュニケーション戦略の立案を中心とした起業家支援を行う。現在は、武蔵野大学にて、学生起業の支援に加えて、起業家研究を行っている。主な仕事に、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」、リクルート「バイトするなら、タウンワーク。」、Surface Laptop 4「すべての、あなたに、ちょうどいい。」のコピーライティングや、TBSテレビ「日曜劇場」のコミュニケーション・ディレクターなどがある。著書にシリーズ累計35万部を超える書籍『「言葉にできる」は武器になる。』(日本経済新聞出版社)ほか。

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