夏休み明け「勉強ができない子」を変える方法 ハイパフォーマーはこうして生まれる
あなたの子どもは「勉強ができない」わけではない
「うちの子どもは勉強ができない」と嘆いている親は多いのですが、そもそも「どうしてできないのか」について、わかっていないケースが大半です。
「とにかくサボり癖がひどくて遊んでばかりいるから」と子どもの性格に原因を見いだそうとしたり、「僕の子どもだから仕方ないです」と遺伝のせいにしてみたり……。
いずれもまったくトンチンカン。もともと勉強ができない子などおらず、彼らは「勉強のやり方がわかっていない」か、「やり方自体はわかっていても続けられない」かのどちらかなのです。
だから、親はそれを解決してあげる必要があります。
「勉強のやり方がわからないだなんて、あまりにも次元が低くないか?」と感じるかもしれません。でも、例えば「漢字の勉強をしなさい」と言われても、子どもはどうしたらいいかわからないのです。そうではなくて、「今日はドリルの2ページ目にある漢字を3つ、それぞれ10回ずつ書いてみよう」と具体的に指示を出してあげて、はじめて子どもは行動を起こせます。
そして、次の日には「では、今日は昨日の続きの3つの漢字を10回ずつ書いてみよう」と親が丁寧に付き合っていけば、いつしかドリルの漢字はすべて学習し終えていることになります。と同時に、子どもは「勉強ってこうやるのか」ということがわかってきます。
それをせずに、「漢字の勉強をしなさい」と子どもにドリルを与えたままだと、たいてい最初の2~3ページだけで放り出してしまい、相変わらず勉強のやり方もわからないままです。
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