東大生の「脳みそが熱くなる」ほど集中するコツ 誰でもマネできる「3つのテクニック」がある

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「集中というのは、切り捨てることだと思う」とは、僕の友人の東大生の言葉なのですが、まさにそのとおり。いろんな目的が存在する中で、何を優先してどれを先に終わらせるのか、逆に自分が集中しなくていい目的は何なのかをしっかり把握することこそが重要なのです(これについて詳しく知りたい人は、僕と『ドラゴン桜』の桜木先生が話しているこの動画をチェックしてみてください!)。

目的を1つ定めて、優先順位をつけること。これが重要なのです。

集中テクニック2:アウトプットを目的にする

さて、次は「アウトプットを増やす」というテクニックです。実は人は、何かを読んだり誰かの話を聞くといった「インプット」よりも、問題を解いたりする「アウトプット」のほうが集中できるものです。

例えば、みなさんにとって、どちらが集中できることですか?

・数学の教科書を読む
・数学の問題を解く

当たり前ですが、教科書を読むよりも問題を解くほうが集中できるという人が多いと思います。人間は、インプットよりもアウトプットのほうが集中しやすいのです。

理由1:目的がわかりやすい

これはなぜかというと、アウトプットのほうが「目的がわかりやすい」からです。インプットするときは、何に注目して本を読むか、何にエネルギーを注ぎながら人の話を聞くのかを明確にするのがかなり難しいと思います。

しかし、「読んだ内容をノートにまとめる」とか「人の話を後から振り返れるようにメモを取る」というアウトプットを用意しておいたらどうなるでしょうか? 目的が明確ですよね? 問題を解くときも同じく目的が明確になっているので、集中しやすいのです。

理由2:アウトプットは形に残る

また、アウトプットというのは形に残ります。例えば「本を読む」とか「人の話を聞く」というのは、いくらやっても「これだけやった!」という成果がわかりにくいですよね。「読んだ」「聞いた」というのは、何かができるようになるというわけでもないですし、終わった後に「これだけできたぞ!」という結果が形として残るわけでもありません。

一方、問題を解いたとか、ノートにまとめるとか、そういうアウトプットは「これだけの問題数を解いた!」みたいなものがわかりやすく目の前に残り続けます

勉強でも仕事でも、努力が形として残るほうが集中しやすいです。「勉強してる!」「仕事してる!」という感覚が生まれて、次へ次へとどんどん進んでいけるからです。

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