規模拡大より「やりたい気持ち」を重視する理由 内田和成×遠山正道「好きになる組織」論
好きなことをするためのリーダーシップ
内田:自分の好きなことばかりやっていると、普通はほかの人がついてこないのですが、遠山さんの周りには、サポートしてくる人や、面白いから一緒にやろうという人が多くいらっしゃる気がします。
自分のやりたいことを示して「この指とまれ」と募るのか。それとも、自分1人で勝手にやっているうちに、気づくと人が寄ってきて、助けてくれるのでしょうか。
遠山:私自身は何か意識して恣意的にやっていることはありません。そこは、やはりスープストックトーキョーが一応成功して20年続いてきたことが大きいと思います。小さくてもいいので、何か成功体験があると、自分の自信にもなり、周りからの見られ方にも影響しますね。
内田:スマイルズでは、スープストックトーキョーの担当者はずっとスープストック事業、ネクタイの担当者はずっとネクタイ事業というように、事業ごとに違う人が担当するのか。それとも、スープをやっている人に、今度、ネクタイをやろうと持ちかけるのですか。


















