住宅ローン「業者の言いなり」で損するカラクリ 面倒でも絶対に検討してみるべきポイント
『「よくわからないから」と不動産業者にお任せのプランで住宅資金を借りて、不必要に多い利息の負担をしている人をよく見かけます』と指摘するのはファイナンシャルプランナーの竹下さくら氏。
同氏によると、住宅ローンの組み方を工夫すれば、総額にして数百万円単位で支払う額を減らすことができるそうです。竹下氏の新著『書けばわかる! わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』を一部抜粋し再構築のうえ、お得な住まいの購入の方法について探ります。
借りたあとでは簡単に変更できない
住宅ローンの仮審査で提示されるプランは、一言で言えば、審査にいちばん通りやすい設計になっています。例えば、返済期間は35年で、一般的な住宅ローンの最長期間で組まれることで「割る回数」が増える分だけ、毎月返済額が最少になっているわけです。
「これくらいの額なら返済できそう」と思って、そのままそのプランで契約してしまう人も少なくありませんが、ちょっと待ってください。
住宅ローンは、少しの工夫で総支払額を数十万~数百万円も少なくできるのですが、いったん借りてしまったら、手間暇かけてお金もかけて借り換えをしない限り、変更は難しいのです。
つまり、借りる前のていねいな吟味がとても大切ということです。ここで、検討しておきたい工夫を4つ紹介しますので、できるものはないか確認して、自分のプランに生かしてみてください。
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