(第3回)「小学生ママ」の実態徹底解剖

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(株)マッキャンエリクソン、「Real Mothers リアルマザーズ」編集部

●「トレンディ世代」の小学生ママ

 今の小学生のお母さんたち(小学生ママ)は、1960年代生まれの女性が大半を占めます。彼女たちは、生まれながらにして「モノ・情報」が豊かな環境で育ち、これまでの世代の常識とは違う価値観を持つ世代として「新人類」と呼ばれた人たちです。竹の子族(原宿の歩行者天国で派手なコスチュームでダンス)やカラス族(コムデギャルソンの黒い服を全身にまとう)などは若かりし頃のこの世代。そして、バブル経済の恩恵を受けながら、1988年に創刊された雑誌Hanakoを手に新しいお店を次々に制覇したOL時代には、Hanako族と呼ばれた人たちです。全般的に情報感度が高く、消費にも積極的で、世の中のトレンドの主役であり続ける「トレンディ世代」と言えます。

 彼女たちは、いわゆる「ブランド品」も好きで、Real Mothersの調査(*1)によると、小学生ママの実に37.2%がルイ・ヴィトンを所有しています。さらに、グッチやシャネル、プラダの所有率も2割を超えています。さらに、若い頃に海外旅行に頻繁に行っていることもあり、海外への関心も強く持っています。

 このような世代特性は、母親としての彼女たちを特徴づけるものでもあります。例えば、今の小学生の女の子たちが「キッズ・コスメ」と言われるお化粧をしていたり、子供服が「ブランド化」し、小学生向けのファッション誌が人気になったりしているのも、ファッションを楽しむことが当たり前となっている「トレンディ世代」たる母親たちの後押しがあってのことです。また、子どもの英会話教室や子ども連れの海外旅行などが増えているのも、彼女たちの海外志向を色濃く反映しています。

●母子関係から見る小学生ママの新しい形

 その一方で、子どもたちが関わる事件が多発し、教育問題が社会的に取りざたされたりしている現在、小学生ママの子どもに対する心配事はつきません。また、「子どもが、人に嫌われないようにするために、どうするかをすごく考えている。今は子どもたちの情報の行き渡りもすごくて、悪口とかもメールでわーっと広がっちゃったりして…」といったコメントに見られるように、子ども同士の人間関係も複雑になってきています(*2)。子どもが小学生になってから、それまで以上に「悩み事が増えた」という母親は4割を超えています(*3)


*1 「リアルマザーズ調査」 幼稚園/小学生/中学生/高校生の子どもを持つ30~49歳の母親 合計600名対象、インターネット調査。
*2 「マッキャンPULSE」グループインタビューより。
*3 「リアルマザーズ調査」より。
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