「本当に就職に強い大学」ランキングトップ150

最新!19年卒業生の実就職率、1位は金沢工大

上位には工科系大学が数多くランクインする傾向にある。背景には工科系大学の卒業生の多くが就職する製造業や建設業の求人数が多いことがある。それに加え、研究や論文執筆などを通して、「計画→実行→評価→改善」といった、いわゆる社会人に求められるPDCAサイクルを回す能力が身に付いている点も就職率が高くなる要因だ。

その視点から1位の金沢工業大学の取り組みを見ると、「問題発見→問題の明確化→アイデアの創出→アイデアの評価・選定→アイデアの具現化」をチームで行う、「プロジェクトデザイン教育」を必須としている。まさにPDCAサイクルを回すプログラムであり、高い実就職率のバックボーンとなっている。

ベスト10に入った工科系大学は、実就職率の上昇と連動して順位を上げており、2位の愛知工業大学が前年3位、3位の大阪工業大学が同4位、8位の芝浦工業大学が同10位からそれぞれランクアップした。

卒業者数が3000人を超える大規模総合大学ながら、前年の11位から9位に入った名城大学は、理工学部と共に、理工系と並んで就職状況が好調な農学部の定員規模が大きいことが高い実就職率の要因となっている。

昭和女子大など女子大3校がベスト10にランクイン

理工系以外の状況を見ると、ベスト10には昭和女子大学(4位)、安田女子大学(6位)、東京家政大学(10位)と女子大が3校入っている。

中でも昭和女子大学は、卒業生1000人以上の女子大の中では9年連続でトップを保持している。学科担当のキャリア支援センター職員を決め、学科やゼミの教員と連携して学生の状況を把握したうえで行うきめ細かな支援が奏功している。

こうした面倒見のよさが高い実就職率の要因となっているのは、ほかの女子大も同じだ。ベスト10圏外の女子大では、日本女子大学が前年の27位から17位に、京都女子大学が34位から26位に順位を大きく上げている。

国立大の状況を見ると、5位の福井大学が、この規模の国立大の中で11年連続のトップとなっている。国立大も工科系大学が強く、11位の名古屋工業大学や、21位の電気通信大学、25位の九州工業大学が上位に入っている。総合大学では20位に岐阜大学、28位に三重大学が入った。前出の福井大学も含め、経済状況が好調な名古屋を中心に就職する総合大学の実就職率が高くなっている。

難関国立大では一橋大学が30位と上位にランクインしている。ほかにランクインした大学には、74位の東京工業大学、95位の名古屋大学、124位の神戸大学、138位の大阪大学がある。

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