「苦になる結婚」「ラクになる結婚」の決定的な差

39歳男性が2度目の結婚で悟ったこと

いろんなことがうまくいかない「大雨」の時期は誰にでも訪れる。ただ時が過ぎるのを待つのも一つの方法かもしれない(イラスト:堀江篤史)

家庭も仕事もうまくいかずに鬱々としてしまう時期は誰にでもある。苦しいのでもがくけれど、あまりいいことはない。余計なことをして二次災害を起こしてしまうこともある。そういうときはできるだけ静かに過ごして、雨が降りやむのを待つしかない気がする。

関西地方に住む福田雄一郎さん(仮名、39歳)は6年前の初婚時に「大雨」を経験した。結婚して4カ月後に当時の妻の智恵さん(仮名)が妊娠したが、折悪く仕事での苦境が続いていた雄一郎さんは体を壊してしまった。1歳年下の智恵さんは里帰り出産をした実家から戻ることはなかった。

現在の雄一郎さんはすっかり元気になり、浅黒い肌とクリクリした瞳が精力的な印象を受ける。2年前に2歳年上の美佐さん(仮名)と再婚を果たし、「いい感じに放っておいてもらえる」結婚生活を謳歌している。仕事も順調で、趣味の航空ショー見学にも出かけられるのだ。6年前は想像もできなかった幸せだろう。

京都駅前の地下街にある「イノダコーヒ」で待ち合わせをすると、雄一郎さんは時間通りにやってきて、昨日から準備していたというメモをチェックし始めた。学生時代から現在に至るまでの出来事を時系列で書き出してきてくれたらしい。大手メーカーに勤務する雄一郎さん。几帳面な性格なのだろう。

大学時代からの彼女と別れて結婚を強く意識するように

「大学で浪人と留年を経験したので、今の会社に入ったのは25歳のときです。学生時代にチャット仲間のオフ会で知り合った彼女は関東に住んでいて、6年ほど遠距離恋愛を続けていました。結婚する話になって家探しを始めたところ、『やっぱり関西には行きたくない』と言われてしまったのです。彼女が新興宗教にどっぷりハマったのもその頃です」

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別れてから結婚を強く意識するようになったと振り返る雄一郎さん。合コンや婚活パーティーに積極的に参加した。最初の妻、智恵さんとの出会いは、関西地方の自治体が後援する小規模な婚活パーティーだった。

「10対10ぐらいの規模だったと思います。自然と話がつながるし、お互いに気を使わないで済むと感じました」

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