「韓国で長期合宿」を選ぶeスポーツ選手の現状 1日10時間以上練習し、外出はほとんどしない
余儀なくされた韓国への長期滞在
4月25日に、スマホアプリ『クラッシュ・ロワイヤル』のプロリーグ「クラロワリーグアジア2019」が開幕しました。2年目を迎えるにあたりクラロワリーグは大きな改変を行っており、昨年5つあったリーグ(アジア、中国、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ)から、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカが統合され、クラロワリーグウエストとして再編されています。
日本が参加するクラロワリーグアジアは昨年と同様に、日本、韓国、東南アジアの3つの国と地域からそれぞれ4チームが参加しており、チーム編成は変わっていませんが、グループA・Bの2つのグループに分かれ、それぞれの上位チームがプレーオフを目指すシステムに変更されています。また、昨年は台湾、韓国、日本で試合を持ち回りで開催していましたが、今年はすべての試合を韓国で行うことに変更されました。
この変更により多くの日本チームはリーグ開催中、韓国に滞在することを選んでいます。試合は毎週1~2試合行われており、日本と韓国を行き来することが負担だと考えてのことです。唯一FAV Gamingだけは、日本からの渡航を選んでいます。
この韓国滞在により、チーム編成も大きく変わりました。クラロワリーグに参加しているプロ選手はほかのeスポーツと比較しても若い選手が多く、現役の高校生、大学生がほとんどでした。したがって、韓国滞在となる今年は、学校に通いながらの参加が難しく、チームからの脱退を余儀なくされた選手もいました。
今年からプロ選手として参加したGameWithのBLOSSOM選手は、プロ選手になることを優先し、通っていた公立高校から通信制の高校へ転校し、韓国からオンラインで高校に通うことを決めています。ほかにも大学生や専門学校生は軒並み休学しており、プロとしての活動を優先しています。
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