インターンシップ選考のエントリーシートは本選考と似ている。「自己PR」「学生生活で力を入れていることは何か?(いわゆるガクチカ)」そして、「志望動機」の3つが王道だ。
まずは応募してみることが重要なので、「これらの選考対策が進まないから応募ができない」ということは避けよう。完璧を求めず動きながら対策することが重要だ。
自己PRの作り方は、幼少期から現在まで振り返ってみて、自分の性格的特徴(できれば社会に出て仕事において発揮したい能力)をつかむ。自分だけで振り返るのではなく、周囲の友人、両親などにも聞いてみるといい。
学生生活で力を入れている点については、学生生活といっても学部生なら入学してからまだ2年弱しか経っていない。だから高校時代も含めて力を入れて取り組んだこと、そこから得たことなどをまとめておく。
志望動機は先述のとおり最低限、その企業のWebページ、競合他社のWebページ、そして、なぜその企業のインターンに参加したいのか、自分自身の言葉で文章を作り、面接で伝えたい内容をエントリーシートに記載していく。
謝意を伝えて損をすることはない
よくある質問として、「インターンシップ参加後に何をするべきか」という質問を受ける。これについても伝えておきたいポイントがある。学習と一緒で、インターンシップも参加後の行動(復習)が大切だ。
学校によっては報告書を提出し単位化する場合もあるが、学校を通さない場合は、得た情報を整理しておくことを強くお勧めする。例えばエクセルを使って参加した企業の比較表を作ってみる、それを就職活動が終わった先輩やキャリアセンターに見せて意見をもらう。フィードバックを受けることで、経験がより自分自身のものとなる。
また、お礼状やお礼のメールを書くべきかという質問も受ける。インターンシップを開催している企業の受け入れ担当者に聞くと、「例文を書き写したようなお礼状を受け取ることはよくある。しかし、やはり自分の言葉で書いてくれたほうがうれしいし心に残る」とのことだ。
採用の一環で実施している側面もあるが、学生の就業体験のためにインターンシップに相当な時間や労力を割いている企業は多い。それに対する謝意を伝えて損をすることはない。
急に加熱してきたインターンシップだが、周囲に流されて参加することだけはやめよう。インターンシップに参加しないと就職できないわけじゃない。何事も本質を意識しながら取り組んでみるのがいいだろう。充実した夏休みを過ごしてほしい。
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