長期間のインターンシップはその企業の業界、仕事についての理解は深まるが、短期間なら複数の企業へ参加し比較できるメリットもある。インターンシップ先の情報も、就職情報会社のサイトだけでなく、地元経済団体(経営者協会など)や、大学のキャリアセンターへ相談してみるのも1つだ。大学1~2年生の受け入れも行っている企業もあるので低学年の学生も興味があれば参加したい。
インターンシップに参加した先輩の声を拾ってみると、「難易度は高かったが、やりがいと実際の仕事のイメージがつかめた」という声があった。インターンシップは就職活動における企業説明会ではない。学生自身も積極的に取り組む姿勢が必要だ。プログラムの内容を、単に「情報収集できるから」という理由だけでなく、「そこで自分が成長できるか」という視点で選んでみてはどうだろう。
採用選考の前哨戦という企業も
では、インターンシップを選ぶにあたり、どのような種類があるのだろうか? 以下が代表的なものだ。
・関連業務をテーマにしたグループワークなどを行う「課題突破型」
・職場見学を中心に簡単な作業を体験する「業務体験型」
・人事や社員が業務内容などについて説明する「講義セミナー型」
日数や内容、開催地などに注意して申し込むことが大切だ。
受け入れ定員より参加希望者が多い企業(上場企業など大手企業に多い)では、インターンシップ参加の際、選考を設けている企業がある。選考の内容だが、実はインターンシップの選考とはいえ、採用選考に近い内容を設けている企業が多い。
これはもし参加を迷っているなら後押ししたいポイントになる。これが意味することとしては、卒業後の進路として就職を考えているなら、インターンシップの選考が、採用選考の前哨戦となるということだ。ただ、インターンシップ選考での落選が本選考に影響なしとする企業がほとんど。そのため、チャレンジするメリットは大きい。
もちろん選考がない(受け入れ定員に対して、応募が少ない)企業でも得るものはある。注意点としては、たとえ選考がないとしても、事前に最低限、企業のホームページは一通り確認し、主力商品は何か、競合商品は?IR情報や、採用ページを閲覧しておくのは最低限のマナーレベルだろう。
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