小学校受験対策が机上の学習で終わらないワケ 子の出来や合否に囚われるのが目的じゃない
「小学校受験」に対する親の感じ方、考え方はさまざまだ。
その子の個性によっても変わってくるものなのだから、もちろん正解はないだろう。ただ、子どもにとっての最良の道を考える過程において、小学校受験がひとつの選択肢となっても不思議ではない。
結果的に親の精神的な成長につながることも
また、ある意味においては、子どもの小学校入学が、結果的には親の精神的な成長につながるということも考えられる。それは、『小学校受験バイブル ~賢い子育てをするために~』(二宮未央 著、宮田紀子監修)の著者についても言えるようだ。
息子が小学校受験に挑むことになったときに初めて、「小学校受験のメリット、デメリットは?」「母親が働きながら小学校受験はできるのだろうか?」「子どもにストレスはかからないのだろうか?」と、さまざまな疑問と直面したというのである。しかも、そこから多くのものを学ぶことになったようだ。
そう考えが及んだとき、著者はかつての恩師のことを思い出す。小学校受験のための教室を運営している人物であり、本書の監修者でもある宮田紀子氏。息子の受験についての覚悟を持てずに悩むなかで宮田氏と再会したことが、著者にとっての大きな契機になったというのである。
その結果、「宮田先生の言葉を反映させた『幼少期の子育ての本』をいつか世に出したい」と考えるようになり、本書が誕生したというわけだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら