寝る前「1分の仕込み」で睡眠は劇的に改善する 良質な睡眠を妨げるのは「不安や緊張」だ

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ポイント

脳への血流をよくしているので、いきなり起き上がらないようにします。最後までできたら、おでこを少しずつ床につけるようにして、最初の前屈の状態に戻ります。そこから、頭が最後になるように、30秒くらいかけるイメージでゆっくりと起き上がってください。

心身を睡眠へと誘うには、「ゆっくり動く」ということも重要です。いきなりバッと起きるとせっかくのリラックスモードも台無し。背骨を丸めながら、頭が最後になるようにゆっくりと起き上がってください。

ちなみに、このウサギのポーズをとったら、少し頭頂部周りを動かすことをお勧めします。頭頂部を図の1〜7に沿って動かしてみてください。

再度中心に戻ってきたら、そのまま5回呼吸します。脳の重さによって、頭がほぐされていくのがわかるはず。

マッサージ師から受けるヘッドマッサージと同じ気持ちよさを味わえるかもしれません。

むしろ、細い指からの刺激より、頭の重さから受ける刺激のほうが、ピンポイントで気持ちよく、効率的にリラックスできるでしょう。

睡眠に最適な姿勢をつくる!「胸開き」

眠りの質を高める姿勢は「仰向け」です。しかし、現代のライフスタイルでは誰もが猫背になりがちで、たとえ仰向けでも胸が閉じたままだったり、背骨が正しいポジションに来ていなかったりすることがあります。

睡眠というのは、人によりますが6〜8時間はとることになります。その時間の姿勢が、あなたの体調をコントロールしているとしたら…… 寝るときの姿勢はとても重要です。しかし、寝ているときの姿勢は無意識にとっているはず。それをどのように改善したらよいのでしょうか。

そこで、一発で胸を開くことができ、かつ自重を利用して効果を最大化させたポーズをご紹介します。しっかりと肩から胸回りを開き、体をニュートラルポジションに戻すことで、その後の睡眠の姿勢も安定し、眠りの質を上げてくれるのです。

こちらのポーズのメリットは、胸を開くことができ、呼吸が深まります。自分で動かずにストレッチ効果を得られ、パソコンやスマートフォンによる巻き肩もリセットできるなどが挙げられます。

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松尾 伊津香 プロボディデザイナー/ZERO GYMエグゼクティブプログラムディレクター

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まつお いつか / Itsuka Matsuo

福岡県出身。関西学院大学卒。大学で心理学・精神医学を専攻し、その知識を深めるためアメリカに留学。帰国後、ヨガ・瞑想インストラクター、ダイエットジムReborn myself(旧Shapes)六本木本店 店長・スーパーバイザー等を経て、2017年疲労回復専用ジムZERO GYMを立ち上げる。ダイエット指導経験から、独自の食欲鎮静メソッド「食事瞑想」を確立、ミスワールド日本代表の審査員やボディメイクも手掛ける。著書に『一生太らない魔法の食欲鎮静術』。2019年3月にはNHK WORLD JAPAN「Medical Frontiers」に出演し、世界160の国と地域にヨガと食事瞑想を伝授。

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