就職人気ランキング《10年入社就活前半版》--解説編

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


東大・京大は外資コンサル 慶大は商社・金融も上位に

・大学別ランキングはこちら

最後に学校別の傾向を見てみよう。学生の投票数の多かった大学を中心に、特徴のある10校を選抜した。

東京大学と京都大学では、いずれも全体ランキングでは100位圏外の外資系企業がランクインした点や、同一業界内でも異なる企業が上位に来ている点が興味深い。三菱商事と三井物産、マッキンゼーとボストンコンサルティングといった具合だ。京都大学は、パナソニックなどメーカーが4社ランクインしているが、理工系の大学以外でメーカーがこれほど健闘している例は珍しい。

早稲田大学は、10社中マスコミが8社と、速報結果よりもさらにマスコミ人気が高くなっていた。一方の慶應義塾大学は、商社、金融、コンサルが5社ランクインし、マスコミ一色の早稲田大学とは異なる結果に。法政大学と日本大学の顔ぶれは、全体ランキングに最も近い。そればかりか、速報時にランクインしていたオリエンタルランドがともに圏外にダウンし、代わってバンダイがランクインするなど、志向が似ている。

立命館大学では、野村證券、大和証券グループと証券が上位を独占、メガバンク2行と合わせて金融が4社もランクインしたほか、国際協力機構(JICA)がランクインしている点も特徴的だ。東京理科大学は、電気機器、製薬、自動車、化学とメーカーがほぼ独占。学生数の大半を理工系の学生が占めており、「ものづくり」志向の強い結果となった。日本女子大学は、サントリー、味の素など食品が4社もランクイン。食品は、日常生活でいちばん身近な商品であり、「女性の視点での企画ができそう」(学生コメント)との思いが強い。資生堂、バンダイも同様の考え方で上位に入ったと考えられる。

実際の選考にまだ進んでいない就活前半ランキングでは、「身近」「流行」、そして「(安定より一歩進んだ)安全」が、就職先選びのキーワードになっているようだ。マスコミ人気に代表されるように、まだまだ憧れランキングの色も否定できない。年明けからのエントリーシート提出、会社説明会、リクルーター面談、そして面接・選考と進んでいく中で、学生の意識がどう変わっていくのか、中でも自動車・不動産は人気を挽回することができるのか、注目していきたい。

(文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所:夏目孝吉、松岡 仁、木下祐一、平野恵子 週刊東洋経済:宇都宮徹)

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事