「人が周りに集まる人」が心得ている意外な話術

必ずしも話し上手である必要はない

人が自然と集まってくる人は必ずしも話し上手というわけでもない(写真:xiangtao/PIXTA)
「あの人は何であんなに人脈が広いのだろう」「あの人の周りにはなぜあんなに面白い人が集まるのだろう」――。誰しも1度くらいは同僚や知人の人脈の広さをうらやましく思ったことがあるかもしれません。実際、仕事でも遊びでも幅広い知識や経験がモノを言う場面が増えており、人脈が広いに超したことはないでしょう。
とはいえ、「自分はそんなに人を引きつけるほどの会話力がない」という人が大半かもしれません。そこで今回は、電通でプランナーなどマルチに活躍する吉田将英氏の著書『仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力』から、人との会話をスムーズにするコツを紹介します。

街中の風景でふと疑問に思ったことをネタに

人付き合いがうまい人、集まりに呼ばれる人になるには、話し上手にならなくてはいけない、なんて思っている人もいそうだけれど、そうとは限りません。おもしろおかしく話すことはできなくても、ネタを提供できれば、会話は広がります。むしろ、いつでも面白いネタを提供できる人のほうが喜ばれるのでは、とすら思います。

ネタといっても、本当にちょっとしたことでいいのです。例えば、街中の風景でふと疑問に思ったこと、人の行動を見て気になったこと、テレビを見ていて「へえ?」と思った小話など。あくまでも「会話のとっかかりになるネタを提供する」だけなので、結論のない話でも、まったくかまいません。

僕は、こうしたネタになるような「話のカード」を、Evernoteの「雑記帳」に記しています。そこから少し紹介すると……

・ 「銀だこ」のカリカリは、北京ダックの製法から着想を得た
・なぜ本屋に行くとトイレに行きたくなるのか?
・「美ママサークル」なるサークルがあるらしい
・ マトリョーシカは、箱根の寄木細工が元になって生まれた
・いつも「小走り」な人って、どうしてそうなのかな?

などなど、わざわざ紹介するまでもないくらい、本当にちょっとしたことばかり。それでも、こういう小さな話のカードたちが、人と話す際のネタになるのです。疑問は疑問のまま記すこともあるし、その場で調べて、答えと一緒に書き込むこともあります。

次ページいったんネタを出せば、さらに集まってくる
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