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ライフ #ルポ「ホームレス」

東京のホームレスは今晩どこで眠りにつくのか 大阪など大都市周辺で暮らす彼らの変遷

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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そんなにつらいなら、とっととホームレス生活なんかやめればいいじゃないか? と思うかもしれない。ただ、みんなそれぞれ事情があって、なかなかそう簡単にはいかないのだ。

当時は、生活保護の申請を通すのが今より難しかった。住所を持たない人はまず申請が通らないし、申請が通らないとお金がないので家を借りられない……というパラドックスも生まれていた。

「一度、ホームレスになっちゃうと、もう戻れないようになってるんだよ……」

と絶望感いっぱいに語る人も多かった。

そんななか「公園の適正化(一般の人が利用できる公園に戻す)」のために、ホームレスを強制排除する公園もあった。

ただ、公園に住んでいるホームレスの多くは、追い出されたら行く場所がない人たちだ。そのため争いになる場合もあった。

公園の遊具に身体を縛り付けるなどして、強制排除に抵抗する人もいた。

アパートへ移行するホームレスが増加

その後、2004年から東京都では「ホームレス地域生活移行支援事業」が始まった。公園に住むホームレスの住居を確保して、就労を支援し、公園は本来の機能を取り戻すのが目的だった。

アパートの空き部屋に2年間、格安の家賃で住むことができた。いったん住所ができれば、仕事も探しやすくなるし、生活保護も受けやすくなる。

その頃から段々、生活保護の申請を受けやすくなりアパートへ移行するホームレスが増えた。

そして、上野公園などからは徐々にホームレスの姿は消えていった。昔から住んでいるホームレスを強制退去はさせないものの、新たにホームレスがテントを作ることは禁止する公園が多く、現在は都内にホームレスがたくさん住んでいる公園はほとんどない。

ホームレスの数はピーク時に比べればずいぶん減少したが、それでも今もなお多くの人が路上で生活している。

現在のホームレスは、どこで眠っているのだろうか?

河川敷では、昔からホームレスが住んでいた。隅田川の隅田川テラスなどホームレスが退去させられた河川敷もあるが、多摩川などの河川敷では今なお多くのホームレスが生活している。

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