内定サインでは「6月1日」という期日がよく使われる。現時点での内定を明言せず、「6月1日まで待ってくれ」と言う。まどろっこしい提示だが、実質的な内定サインである。
「6月1日に来てください、そこで正式に内々定を出します」と言われた(文系・旧帝大クラス)
「6月1日から順に内々定告知面談をします」と言われた(文系・その他私立大)
「『内々定とは言えないが、選考は合格です。ぜひ一緒に働きたい。6月1日に会社に来てください』と言われた」(文系・その他私立大)
要するに「選考活動は6月1日以降」という指針を守るために、内定通知書などの書類手続きを6月1日に始めるという意味だ。
入社意思の確認の場合も
内定の意向を伝えずに「6月1日」に来るようにという指示を出す企業もある。今回の回答学生はすべて内定経験としてコメントしているが、確実な内定サインとはいえない。
企業の意図は、おそらく学生の入社意思の確認だ。明確ならオーケー。はっきりしなければ選考から外される可能性もある。
「6月1日に自分の気持ちを固めて、来てほしい」(文系・早慶大クラス)
「6月1日は最終面接だから意思を固めて来てね」(文系・早慶大クラス)
「6月1日の最終面接前に、『最終面接に来てくれたら内々定を出します』と言われた。最終面接は建前だったと思う」(理系・早慶大クラス)
次の学生のように昼だけでなく夜の予定も空けるように指示されることがある。これは管理職か先輩が学生の内定を祝って夕食会を開くことを意味している。酒も勧められるだろう。飲みすぎて粗相しないようにしてほしい。
「電話で6月1日の夜も予定を空けておくように言われた」(文系・上位国公立大)
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