就活生がいま知っておくべき「内定のサイン」 「6月1日は空けておいて」は重大メッセージだ

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学生に対する「一緒に働きたい」というオファーも内定サインとして使われている。「ぜひ」や「働けてうれしい」などの言葉と一緒に使われることが多い。ストレートな内定サインなので、学生は素直に受け止めやすいだろう。

「『あなたと一緒に働きたい』と言われた」(文系・早慶大クラス)

「『ぜひ来てほしい、一緒に働きたい』と言われた」(文系・中堅私立大)

「『これから一緒に働くことができてうれしく思います』と人事から電話が来た」(理系・その他国公立大)

「一緒に野球がしたいというセリフ」(文系・その他私立大)という変わり種もある。たぶん学生と人事の双方が野球経験者で、学生の話に人事が共感してこの発言が出たように思える。

バレーボールを使う会話もある。こういう発言はほぼ内々定と考えていい。

「『次は役員面接ですが、ブロッカーはまったくいないので自分でネットにボールをかけなければ大丈夫です』と、私がバレー部だったことになぞらえて採用責任者に言われた」(文系・早慶大クラス)

握手も内定サイン

握手もはっきりした内定サインだ。日本で握手を挨拶として使うことは少なく、合意の身振り言語として使われることが多い。面接での握手は「あなたを評価します。気に入りました」「入社してくれますね」という意思を示している。

握手は契約ではないが、企業は学生が内定を受諾したものと考える。

「握手を求められる」(文系・中堅私立大)

「面接後の握手」(文系・旧帝大クラス)

握手を内々定という意味で使う企業もある。

「ぜひうちに来てほしい。6月1日に握手すればいい」(文系・旧帝大クラス)

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