あなたの部下が「報連相」しない本当の理由 なぜ情報が思うように上がってこないのか
私は会社員だった頃、部下との約束をよく反故にしていました。例えば、忙しいときに部下から受けたちょっとした相談、あるいは空いているときに回答してほしいと言われた相談への回答を忘れることがしょっしゅうありました。
リーダーにとっては小さな相談でも、部下にとっては大切な相談です。そもそも、どうでもいいことなら、わざわざ部下も言ってこないはずです。とくに「お手すきの際に」「手が空いたときでいいので」「急いでませんので」などと言われた期限のない相談はついつい後回しにしたり、下手をすると忘れてしまうこともあります。
仮にあなたが相談した部下の立場だったら、回答してくれない上司に不満を持つでしょう。信用は小さなことの積み重ねです。「忙しいから」といって、部下の話を適当に聞き流してはいけません。
原点に立ち返る
ですから、部下の話の内容や回答期限などは、きちんとメモをとるようにしましょう。
まるで新入社員に対するアドバイスみたいで恐縮ですが、忙しいリーダーだからこそ原点に立ち返るようにしましょう。
「自分にとっては小さなどうでもいいこと=相手にとってもどうでもいいこと」ではありません。部下は気をつかって「お手すきの際に」と言ってくれているのです。ですから、たとえ「いつでもいい」と言われても、いつまでに回答するかの期限を自分で設けるようにしましょう。
このように、チームの心理的安全性を確保しつつ、信頼関係を醸成することで、部下が「報連相」を上げてくるようになるのはもちろんのこと、チーム全体の生産性もアップするのです。
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