セブン「拙速な24時間営業取りやめはリスク」

HDの井坂社長と子会社の永松次期社長が会見

 4月4日、セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長が午後会見し、人手不足で24時間営業が難しくなっているとの声が一部の加盟店から出ていることに関連して、井阪社長は24時間営業の拙速な取りやめはリスクになるとの見解を示した。写真は都内で2017年12月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 4日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>の井阪隆一社長は4日午後会見し、フランチャイズ加盟店から人手不足を理由に時短営業を求める声が出ていることについて「立地、店舗の状況に応じて柔軟かつきめ細やかに対応する」と運用の見直しに言及しつつも、24時間営業の一律廃止については「リスクがある」として慎重な姿勢を示した。

24時間営業をめぐっては、東大阪市の加盟店が人手不足を理由に時短営業に踏み切り、本部と対立する事態に発展。セブン─イレブンは時短営業の実験に乗り出すなど、対応を迫られている。

井阪社長は柔軟な対応をみせつつも「24時間営業はセブンのビジネスモデルの根幹をなしてきた」と指摘。「何の検証もせずに拙速にこれを変えることは加盟店の生活基盤を脅かす懸念に加え、顧客や取引先との信頼関係やブランドを毀損するリスクもある」と述べ、一律廃止には慎重な姿勢を示した。

店舗の事情に応じて対応するものの、それが「24時間営業の選択制につながるとは考えていない」という。加盟店が本部に支払うチャージについては「減額はまったく考えていない」と語った。

セブン─イレブン・ジャパンの永松文彦次期社長も、深夜の売り上げがない店では「状況に応じて対応する」と口をそろえたが、深夜に顧客が来るような店では24時間営業を「やらないという選択肢はない」と強調した。

 

 

(志田義寧 編集:田巻一彦)

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