24年ぶり日本人「世界一ソムリエ」は誕生するか 優勝なら、あの田崎真也さん以来の快挙だ
やはり、ブラインドテイスティングは見もので、飲んだ印象などをしっかり説明し、「これは、どこのだれが作った何!!」と当てねばなりません。それも英語またはフランス語と決まっていますので、正直言って、日本人は言葉からして滅茶苦茶不利です。
母国語以外で名うての審査員と語る難しさ
残った19名を見てみると、この2カ国語以外が母国語というのは日本語を除くと、スペイン語くらい。そりゃ、スペイン語と英仏語の違いなんて、日本語との違いに比べたらないに等しい、と言っていいと思いますよね。これだけでもすごいんです!(皆さんは、たまに考えたことないですか? 自分がもし英語の勉強をしなくて済んだら(中高含め)どれだけの時間あったんだろう、って。ワタクシぐっちーは仕事でやむを得ず英語を母国語同様に使わねばなりませんが、ここまで勉強する時間を他に使ったら今頃絶対にノーベル賞取ってる、とか勝手に思っているんですよ(笑)。そのくらい英仏語のハードルは高いと思っています)。
しかも、まだまだ知られていないと思いますが、実技だって、ただ飲めばいいというだけではないんです。お客役である、名うての審査員と芳醇な会話をせねばなりません。これも、全部採点されるわけですから、ある意味英仏語の試験、と言っても過言ではありません。
幸い、19人が進出した準決勝には森さん、岩田さん2人ともセミファイナリストとして残りましたが、ここまでくるとやはりこの2人にはなんとか決勝までは残って・・・と色気が出てきますね。
今回は、この大会に向けて両巨頭である田崎さんや石田博さん(日本ソムリエ協会副会長)のフルサポートで照準を合わせるという、「日本ソムリエ協会ごと大援軍」みたいな状態になっています。しかも見たところ・・・2人とも絶好調のように見えますし、これは期待しないわけには参りません。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら