バレンタインデーでわかる日本人の「国民性」 義理チョコにはフェアさがある?
2月14日と言えば、バレンタインデー。バレンタインデーの時期に日本に行ったことはありませんが、ドラマやアニメなどのストーリー、特に学園ものや恋愛がテーマのものでは、バレンタインデーは大きなイベントとして取り上げられることが多いですよね。
インターネットを見ていると、他国と日本のバレンタインデーを比較している記事も多く見かけます。私の住んでいるギリシャのバレンタインデーはどうかというと、チョコレートをあげる人が多いのは日本と同じ。ちょっと違うと思うのは、日本ではお花をあまり見かけないことでしょうか。
ギリシャにはホワイトデーがないので、女の人だけではなく、男の人もプレゼントを贈ります。そのときに多いのが、お花です。赤か白のバラのお花を「I love you」と書かれた可愛いテディベアと一緒に送るのが定番。日本の男性も、チョコレートをもらうときに、お礼としてバラの花などを渡したら、女性も喜ぶかもしれませんね。
チョコレートを手作りする習慣に驚き
日本のバレンタインデーも、かつての「女性が好きな男性にチョコレートを渡して告白する日」から変わりつつあるようですが、それでも外国人から見ると興味深い習慣です。そこで、今回は外国人目線から面白いと感じるポイントを紹介したいと思います。
まずは、アニメやドラマでのベタなストーリーです。アニメやドラマでバレンタインデーの話になると、主人公の女の子は決まって一生懸命チョコレートを作って、それをきれいにラッピングして、好きな男の子に渡そうとします。ギリシャでは、チョコレートをあげるとしても買ったものをそのまま渡しますので、チョコレートを手作りするという考え方自体がありませんでした。
カカオ豆から作ると思っていたので、「家庭でそんなに本格的なことができるの?」と思っていましたが、チョコレートを溶かして、牛乳などを加えて形を変えていたので、少し安心しました。
主人公の憧れは決まって、下駄箱にチョコレートがあふれかえっているような、女の子にとても人気な男の子です。バレンタインデー当日になると、主人公の女の子はストーカーになったみたいに一日中好きな男の子の後をつけて、チョコレートを渡すベストなタイミングを探しますが、「今がチャンス!」と思って渡そうとすると、必ず邪魔されてしまいます。
ちょうど、『イタズラなkiss』に出てくるクールでカッコイイ入江くんと、ちょっとドジですが明るく前向きな琴子ちゃんみたいな関係ですね。
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