バレンタインデーでわかる日本人の「国民性」 義理チョコにはフェアさがある?
この話を知ったとき、「確かに福岡の人は義理堅い人たちかもしれない」と思いました。それには理由があります。以前、福岡から剣道をしにアテネに来てくれた日本人のグループがいて、アテネ滞在中にとても仲良くなりました。その後、初めて日本を訪れたとき、彼らは「アテネでお世話になったから……」ということで、私と夫を福岡に招待してくれました。
しかも、ちょうどそのときが私の誕生日だったこともあり、誕生日パーティーも開いてくれました。ギリシャでは誕生日の人がほかの人におごるのが一般的なので、日本人のおもてなしにとても感動した記憶があります。ホワイトデーは、日本人のモラルの高さをよく表しているイベントのような気がします。
バレンタインデーに向けて計画を立てる綿密さ
バレンタインデーに話を戻しますと、ギリシャ人から見ると日本人は少しシャイな人が多いように感じますが、バレンタインデーは自分が相手のことを好きだということを見せたり、告白したりするにはとてもいいチャンスですよね。
『アグレッシブ烈子』のバレンタインバージョンで、れさすけさんにチョコレートを渡すことができなかった烈子が、家に帰った後、1人でチョコレートを食べながら「来年頑張ろう」と言うのがとても印象に残っていますが、日本の女の子にとってはとても大きなイベントだと思います。
だからこそ、何カ月も前から綿密な計画を立てて、バレンタインデーに備えると思いますが、これはギリシャ人の目から見ても「なるほど!」と思うことも多いです。
例えば、バレンタインデーのデートとして遊園地に行けば、たくさんのアトラクションがありますので楽しいし、話す話題には事欠かないのはもちろんですが、お化け屋敷に入れば暗くて怖いので、お互いの距離は近づきますし、もしかしたらビックリしたついでに相手に抱きつくチャンスがあるかもしれません!
ドラマやアニメでは、まずはメリーゴーラウンドなどの軽いものから始めて、次に絶叫マシンに乗ったりお化け屋敷に入ったりしてお互いの距離を縮めて、最後に観覧車というふうに、デートの計画を細かく決めているのをよく見ますが、本当にこのようにしている人は多いのでしょうか?そういえば、『テラスハウス ALOHA STATE』で、大志くんはデートの前に下見をしていましたね。
どの国も2月14日はバレンタインデーですが、国によってさまざまな特色がありますね。日本のバレンタインデーにも、日本人の考え方や習慣がよく表れている気がします。日本のバレンタインデーのことを考えていたら、今年のバレンタインデーがとても楽しみになりました! 日本人の夫が、何かすばらしいバレンタインデーの計画を立ててくれることを期待したいと思います!
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら