注文殺到のラグビーW杯チケット、争奪戦の裏側 主催者側「非常に好調で手応えを感じている」

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発売開始前の段階で2つの組織への割り当てが約90万枚ずつ。販売予定が180万枚でも、一般向けの抽選販売で落選者が出るのはこのためだ。

ただ、組織委員会側の取り扱うチケットの在庫がなくなると、RWCLの販売在庫から充当されるのが一般的だという。前回のイングランド大会でも247万枚のうち、初期割り当てが50:50であってもRWCLが販売したのは全体の約15%程度だった。

5月からは公式サイトで「リセールサービス」も実施される。同サービスは購入した人が観戦できなくなってしまった場合、再販することができる仕組みだ。リセールが成立すると、手数料の2%が定価から差し引かれて再販希望者に返金される。

組織委員会が持つ個人向けチケットの在庫はRWCLからの充当と公式リセールにより、随時増加する仕組みとなっている(図:ラグビーワールドカップ2019 組織委員会提供)

現時点で在庫切れになっても購入のチャンスある

つまり、現段階では在庫切れとなっていても、再び在庫が出てくる可能性がある。5月からは公式リセールサービスと並行して3回目の一般向け販売(先着)が行われる予定だ。

さらに、旅行代理店の扱うチケットを含めた旅行商品や、食事などを組み合わせたホスピタリティープログラムと呼ばれる高額のパッケージ購入を通じてチケットを入手するという選択肢もある。

組織委員会の大内氏は「諦めずにトライしてほしい」などと呼び掛けている。

松崎 泰弘 大正大学 教授

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まつざき やすひろ / Yasuhiro Matsuzaki

フリージャーナリスト。1962年、東京生まれ。日本短波放送(現ラジオNIKKEI)、北海道放送(HBC)を経て2000年、東洋経済新報社へ入社。東洋経済では編集局で金融マーケット、欧州経済(特にフランス)などの取材経験が長く、2013年10月からデジタルメディア局に異動し「会社四季報オンライン」担当。著書に『お金持ち入門』(共著、実業之日本社)。趣味はスポーツ。ラグビーには中学時代から20年にわたって没頭し、大学では体育会ラグビー部に在籍していた。2018年3月に退職し、同年4月より大正大学表現学部教授。

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