注文殺到のラグビーW杯チケット、争奪戦の裏側

主催者側「非常に好調で手応えを感じている」

今年の9月から始まるラグビーワールドカップの日本大会、チケット販売は好調とのことです。写真は国内で2017年に行われた日本代表戦の観客席(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

9月20日から日本で開幕するラグビーワールドカップ(以下、ラグビーW杯)の販売チケットへの注文が膨らんでいる。

大会組織委員会の嶋津昭事務総長は、合計180万枚の販売予定分に対し、すでに120万枚近くが売れていると1月に都内で開催されたイベントで話した。

チケット販売がスタートしたのは2018年1月。これまでは一般向けの抽選販売のほか、ファンや大会の開催されるスタジアムが置かれた地域の住民などを対象に先行販売を行った。総申し込み件数は500万枚程度に達している。

今年1月19日から始まった公式サイトでの第二次一般向けチケット先着販売では、引き合いが殺到。申込期間は3月31日までの2カ月弱だが、日本戦4試合や決勝戦などが在庫切れの状況になった。

「非常に好調で手応えを感じている」。プロ野球球団でのチケッティング担当を経て現在、ラグビーW杯の組織委員会でチケッティング部主任を務める大内悠資氏はそう話す。前回2015年のイングランド大会では247万枚のチケットが売れた。開催8カ月前時点での販売予定分に対する販売実績の割合は前回大会を上回っている。

海外ファンのチケット購入も多い

組織委員会が昨年10月に発表した国内における大会の認知度は68.3%。

これを高いと見るか、低いと見るかは評価の分かれるところだが、そうした中でチケットの販売が好調なのは海外ファンの注文が多いことも一因とみられる。

ラグビーワールドカップ2019 組織委員会の大内悠資氏(東洋経済オンライン編集部撮影)

大内氏によると、前述の日本戦4試合のほか、ニュージーランド、イングランドの試合に対する人気が高く、とくに「イングランド戦にはイギリスのファンからの注文が多い」。

前回大会では海外からの観客が40万人を超えており、世界のラグビー協会を統括する団体「ワールドラグビー」は今大会でも海外から40万人以上のラグビーファンが日本を訪れると予想している。

次ページ海外メディアも人気に注目
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • コロナウイルスの恐怖
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本の経常収支に構造変化<br>10年後には赤字化も?

ドル円相場が不思議な安定を続けています。その背後に日本企業や投資家の行動変化があり、統計数値として経常収支に表れます。10年後に経常黒字が消え、通貨の信認を問われる時代になる可能性を踏まえ、国も企業も戦略を構築しておく必要があります。