ぐっちーさん「米中新冷戦は他人事ではない」 2019年の最大のリスク要因はトランプ大統領

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ここからは恒例の競馬コーナーです。

「搾りかす世代」の戦いか……。

競馬では品格(馬格)の選択と、世代間競争の視点が欠かせない……と言ったのは、大橋巨泉さんでしたか…。昨年の有馬記念ではこの「世代間競争」という点が見事にはまりました。その視点が落ちていたことで、頭(ブラストワンピース)を取り損ねました。

2018年度の代表馬になったアーモンドアイの世代(今年4歳)はまさに選ばれしエリート世代。それに比べると、下の「今年3歳世代」のしょぼさは、今のところ「こりゃいかになんでも……」と思わざるを得ません。失礼かもしれませんが、「搾りかす」世代であります。

これは人間世界にもあてはまるかもしれません…。みんながみんなとは言えませんが、例えば、どの企業でも、例えば「バブル世代」は後ろから追ってくる優秀な「がりがり世代」にやられまくって苦労しているようです。

京成杯は「4頭ボックス」で3連単勝負

ということで、週末は京成杯(14日、中山競馬場11R)。3歳牡馬を中心としたクラシックレースの1冠目・皐月賞(4月14日)やその前哨戦の弥生賞(3月3日)の舵一缶弥生賞と同コース、同距離、という例年ならば「ココロオドル」レース。しかし、アーモンドアイのせいで、昨年に比べるとあまりにもしょぼいレースが予想されます。力入らん……。

まあ、順調に昨年12月の葉牡丹賞を勝ってきたシークレットラン、同9月野路菊ステークスの勝利馬を評価してカテドラル。さらに東スポ2歳ステークスで好走したダノンラスター、さらにはラストドラフトは「デムルメ」(鞍上がそれぞれM・デムーロ、C・ルメール騎手)ということでしっかり抑えておきたいところ。外国人ジョッキーは特に新馬に近い若駒に妙な力を発揮させるパワーがあり、ここは4頭ボックス3連単!で勝負してみたいと思います。

あ、ただこのレースなぜか外枠に位置する「ピンクの帽子」がすっ飛んで来るイメージがあります。データを調べて見たら、2012年から4年連続でピンクの帽子が馬連に絡んでいました。中山の外は不利、ってんだけど、これは何なんだろうかね……ということで、ピンクはついでに押さえた方が良さそうです!ご検討を祈りますぞ!

ぐっちーさん 投資銀行家

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ぐっちーさん ■本名:山口 正洋(やまぐち まさひろ)。投資銀行家。1960年東京都港区生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。丸紅を経てモルガン・スタンレー、ABNアムロ、ベア・スターンズなど欧米の金融機関を経て、ブティック型の投資銀行を開設。M&Aから民事再生、地方再生まで幅広く ディールをこなす一方、「ぐっちーさん」のペンネームでブログを中心に大活躍。2007年にはアルファブロガーを受賞、有料メルマガも配信中。さらに『AERA』や『SPA!』で連載をもちつつ、テレビやセミナーでも人気。主な著書に『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』(東邦出版)、『ぐっちーさんの本当はすごい日本経済入門』『ヤバい日本経済』(後者は共著、いずれも東洋経済新報社)などがある。競馬予想も一流。一方でメインレースはほどほどで、平場の条件戦などを好む。【2019年9月29日19時編集部追記】2019年9月24日、山口正洋さんは逝去されました。ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます。

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