仕掛けられた『ジャパン・ラッシュ』の真実(下) 日経平均は1万9000円以上に吊り上げられる?

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(上)のあらすじ~「外国人投資家が、日本マーケットに殺到している。それは今後、一段と強い流れになる」。流れを確信した筆者が、6日に上梓した最新刊こそが「ジャパン・ラッシュ」(小社刊)だ。
すでに外務省勤務時代の2003年、筆者は、以下のことを聞いた。「これから2015年までの間に起きる一連の出来事によって、日本が世界の中心になる可能性が高い。だが同時に、それらの出来事で、真っ先に潰されるのが日本となる可能性も同じくらい高い」。
あれから約10年。いま、日本の株式市場は息を吹き返し、確かに世界の中心となろうとしている。このあと、日本に何が起きるというのか――。上を読む

「これから世界が変わる。まずはわが国で史上空前のバブルが起きる」

そう言うと、必ずこう返す人たちがいる。「それでは米国の覇権がついに終わるのですね。米ドルが『崩壊』するのですね」。

2005年に自らの意思で外務省を辞め、「これから一体何が起きるのか」という一点だけに絞って研究を始めたばかりの私も最初はそう考えていた。恥ずかしながら、その直後の私の著作のタイトルを見て頂ければそのことがすぐにわかると思う。

米国は、ダミーに過ぎない

だが、12月6日に上梓したばかりの小著『ジャパン・ラッシュ』に至る私の一連の著作の中で詳しく書いて来たとおり、事はそんな単純なことでは全くないのである。詳しくは是非とも拙著(特に第1章)を読んでいただきたいが、かいつまんで言うならばこういうことになる:

●米欧が前々から感づいていたのは、これからの世界がある時を境にして「デフレ縮小化」するということだ。人類史上、稀に見る暖かさに恵まれた20世紀を通じ、米欧はその暖かさが故に活発に動くようになった人々に対し、マネーを次々に刷っては渡し、経済活動を拡大させてきた。つまり「インフレ拡大化」を続けてきたわけであるが、やがてそれが限界に達することに気づいたのである

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