結婚したい人が「なかなか出会えない」根因

女性が結婚に前向きな20代は「女余り」だ

結婚したい未婚男性の人口がもっとも多いのは、年収200万~400万円の層で、約222万人います。対して、同じ年収層の未婚女性は165万人です。400万円以上の層でもすべて、結婚したい男性の人口が上回っています、それなら「女余り」にはならないのでは? と思うかもしれません。

しかし、以前夫婦の年収差について調べた記事(『「同類婚」志向で広がる、夫婦間の貧富の差』)でも明らかなように、結婚する男女の年収は同等というより、男が200万円以上高いという組み合わせが多いのです。残念ながら、これが「男性の下方婚・女性の上方婚志向」の現実です。

年収200万円の差をつくると?

それにあわせて、男性側の折れ線グラフを200万円分スライドさせると、オレンジ色で網掛けした部分の未婚女性が余るということになります。

その差分の合計は、200万円以上の年収の男女だけで見ると20~50代全体で103万人もの「女余り」になります。単純に未婚男女の年代別人口では300万人も男性が余っていたとしても、こと「結婚したい意思のある男女」に限定してしまうと、103万人も女性があぶれてしまうということです。

ちなみに、実際婚活している女性の立場からすれば、200万円や300万円の年収の相手では物足りないというかもしれません。「せめて、世の中の平均年収レベルの最低400万円はほしい」というのが正直なところでしょう。

こうした「女の上方婚志向」は、決して非難されるべき希望ではなく、結婚を経済生活ととらえれば当たり前の話です。しかし、残念ながら、それだけ稼ぐ未婚男性の絶対数が足りないのです。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。