「勝負に強い人」が心得ている3つのこと 心を整えるにはどうしたらいいか

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大事な商談やプレゼンなどに強い人が日頃実行していることとは?(写真:kou/PIXTA)
メンタルコーチとして平昌五輪女子スピードスケート金メダリスト髙木菜那選手をはじめ、数多くのトップアスリートや甲子園常連高校、一流経営者などの指導を行い、ビジネス・スポーツの両分野で圧倒的な実績をのこしてきた、飯山晄朗氏。『勝者のゴールデンメンタル あらゆる仕事に効く「心を強くする」技法』の著者でもある同氏が、ビジネス上の大事な場面で最高の力を引き出すための「心の整え方」について解説します。

勝負は本番前に8割決まっている

本番はいつから始まっていますか?と問われたら、あなたはどう答えるでしょうか。野球で言えば、「プレイボール!」と審判が言った瞬間。ビジネスであれば、プレゼンが始まったり、商談が始まった瞬間。このように、そのことが始まった瞬間が本番だと考えることが多いと思います。

しかし、メンタル面では「プレイボール!」や、プレゼン開始のずっと前から勝負が始まっているのです。

スポーツの世界では、勝負の8割が試合前に決まっていると言われています。あるトップアスリートは、調子が悪かったときを振り返ってみると、試合前に会場入りした際に地面しか見ていなかったそうです。逆に、調子がよかったときは会場全体を見渡していたそうです。この会場入りの際の行動が、本番での調子を決めていたというのです。

絶好調で迎えられるか、やる気もなく迎えてしまうかは、仕事が始まる、試合が始まる前にすでに決まってしまっているんですね。これは私が数多くのトップアスリートや一流ビジネスパーソンたちを指導してきて、わかった確かな事実です。

では、勝負強くなるためには、本番前にどのようなことを行えばいいのでしょうか。いますぐ使えるメソッドを3つ厳選しました。早速ご紹介していきましょう。

① 「心を整える」ルーティンを決めよ

「ルーティン」というと、メジャーリーグのイチロー選手がバッターボックスで行う一連の動作を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

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