これまで就活ではほとんど見向きもされなかった、大学の成績。この12月に始まった就活から、多くの大企業がエントリー時に成績表の提出を求め、エントリーシートに並ぶ重要資料として活用を始めるという。企業の狙いは何なのか。大学生にはどのような影響が出るのか。今回は、成績表を活用した面接ではどのような質問をされるのか、筆者の考えを具体的に解説していく。
前回は、エントリーシートと大学の成績表(私は学業においての履歴書と呼んでいます)を併用して面接を行うことで、学生の「やらなければならないこと」に対する姿勢がわかることを解説してきました。
成績表を活用することで、学生のモチベーションが高いときの行動だけでなく、仕事においてありがちな「やらなければならない」場面において、どのようなレベルの行動をするのか、どのような感じ方をするのかを確認できるのです。
また、成績表はエントリーシートとは違い、「学生が伝えたくないことも書かれている」「他者からの評価なので、脚色できない」などの特徴があることも、お伝えしてきました。今回は、成績表を活用した面接ではどのような質問をされるのか、私の考えを具体的に解説していきましょう。
成績の良しあしだけから判断することはない
いちばんやってはいけないのは、大学の成績の良しあしだけから学生を評価することです。
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