父の暴力で崩壊寸前「13歳少女」が生き残る道 5歳で母と妹が事故死、11歳でリストカット

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家族であれ親戚であれ仕事がらみであれ、前出のノイローゼから脱却した人たちのケースを見ますと、悩んだ揚げ句、逆に暴力的に、身も心も自ら絶縁できた人がほとんどです。

ここが中途半端だと、汚染源なきあとも、PTSD(心的ストレス)で苦しんでいます。心身ともに、関係を断ち切るしかないのです。

助けを求めるのも能力のうち

幸い聡子さんには、ほかに頼れる人がいらしゃいます。たぶん、母方の祖母だと想像しますが、頼ればいいのです。

あなたは迷惑をかけることを案じていますが、それは二の次です。

あなたの相談文を半分に要約させていただきましたが、中学1年生でこれだけ理路整然と自身の境遇を見つめることができる能力に、私は感心しました。

あなたが安心して暮らせ、目的をもって学んでその能力を伸ばし、学校生活を楽しむことだけを目標に、今は頼れる人に頼るべきです。私もこれまで、随分多くの人に迷惑をかけ、助けを借りて、生きてきました。

そしてよくよく振り返ると、恩返しをしたい人にはする機会がなく(まだそこまでの力がつかず)、それでも私を恩人だと感謝してくれる人も、結構いることに気づかされます。

筆者の最新刊『最強の人生相談』は、ビジネス・人間関係全般に役立つ「人間関係の教科書」です(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

そして「恩返し」の形もいろいろで、私が元気で幸福だと感じて暮らしていることが、恩ある人への恩返しだと考えるようになりました。逆の場合がそうだからです。

誰にも助けを求めず自滅する人がいますが、その人は誰にも迷惑をかけなかったからと、誉められるべきでしょうか。決してそうではないはずです。だからあなたも、今は迷惑をかけているように思えても、とにかくあなたが落ち着いて元気に暮らせるところに身を置くことだけを考えて行動すればよいのです。

ただの"一粒の麦"で悩むより、「必ず恩返しができる力をつける」ことをモチベーションに、頼れる人に頼りましょう。

まさにあなたの人生は始まったばかりです。これまでは過酷すぎましたが、これらの経験を転んでもタダで起きない「なにくそ」の根性に変えた人は、たくさんおられますよ。

最後に、お母様の苦悩をわかってあげられなかったことで自分を責めていますが、当時あなたは5歳でした。わからなくて当たり前なのです。しかしきっとお母様は、あなたに心を残して逝かれたに違いありません。

お母様のためにも妹さんの分も、負けないで!

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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