1万4000人が狩りに来たモンハン祭りの磁力 カプコンが推し進めるマルチユース戦略とは?
ワンコンテンツを使いまくる
盛況の背景には、カプコンの「ワンコンテンツ・マルチユース」という手法による、ユーザー層の拡大策がある。「マルチユース」には、複数のハード(プラットフォーム)に同じソフトを提供することに加え、他業態とのコラボレーションにより、あらゆる機会をとらえて、ソフトの持つ世界観の認知度を上げるという意図も含まれる。
2013年夏にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、人気ゲーム「バイオハザード」の世界を再現した「バイオハザード・ザ・リアル」が開催された。ここを訪れた休眠中のバイオハザード・ユーザーや、名前だけは知っていても実際にゲームをしたことのない人のゲーム意欲をかき立てた。
2014年春には、再びUSJとの共同企画として「モンスターハンター・ザ・リアル2014」を開催する。「モンハン4」の発売から半年後に開催されるこのイベントも、同様の効果をもたらすと期待されている。
480万本を売り上げた「モンハン3rd」が発売された2010年度は、営業利益142億円という大躍進を果たした。「モンハンフェスタ」の成功に代表されるマルチユースの好循環が続けば、2013年度も営業利益120億円の期初計画を超えてきそうだ。
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