それを学生向けの調査とその回答から検証していこう。データは、2019年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、「楽天みん就」と行った共同調査の結果である。調査は2018年6月に実施している。
インターンシップへの参加は、もはや就活行動の定番になっている。実際、若手社会人と話をすると、「3年夏のインターンシップに参加してから、自然な流れで入社が決まっていた」と話す人は多い。そんなにインターンシップ参加は就活に有利なのか?
調査項目の1つ、「インターンシップへの参加がその企業への就職に有利か」という設問に対し、「有利だと思う」と回答したのは、文系全体では7割強、理系全体では約8割に及ぶ。4分の3の学生が有利と考えている。
参加の効果は文理で差がある
文系か理系か、または学校群によっても、違いがある。文系でインターンシップは有利と答えたのは72%に対し、理系は79%で、理系の方が比率が高い。
学校群で比較すると、文理ともに、上位校ほど有利とする学生が多い。旧帝大クラスの文系では、86%が有利と回答している。他の文系学校群は7割台がほとんどだから、その差が目立つ。理系でも旧帝大クラス、早慶クラス、上位国公立大クラスの3つは8割台と高い。
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