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キャリア・教育

「本の読み聞かせ」が親子共に効果絶大な根拠 子育てを楽にしたければスマホよりも本を

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  • 川島 隆太 東北大学加齢医学研究所 所長
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今度は、子どもの結果を見ていきましょう。

子どもはどう成長した?

子どもについては、読み聞かせをするほど言語発達は促進される。これは予想通りの結果ですが、さらに問題行動が減少する、という変化が見られました。

言語発達については、「言葉の数(語彙)」と「聞く力」をとらえました。まず、幼児の語彙に関して、何歳相当の語彙数に変化したかを見てみましょう。参加したのは3歳から6歳までの平均4歳半程度の子ども達です。私たちは「PVT-R絵画語い発達検査」と呼ばれる検査を使って、子どもの語彙を評価しました。

8週間前後で子どもの「語い」が変化した(『「本の読み方」で学力は決まる』より転載)

その結果、初回時、参加者平均で約63カ月(5歳3カ月)相当であった語彙は、8週間後に約69カ月(5歳9カ月)相当になっていました。2回の検査の間の8週間というのは約2カ月です。ですから、およそ2カ月で6カ月相当の語彙の伸びが見られたことになります。

次に、幼児の聞く力です。「聞く力」を科学的に計測するために、私たちは「トークン・テスト」と呼ばれる課題を用いました。幼児は目の前に置かれたいくつかの小さなブロック(トークン)を、検査者の指示に従って動かすのですが、最初は短く簡単な指示から、次第にどんどん長く複雑になっていきます。子どもが多くの指示を聞いてこなすほど点数が高くなります。

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