世界に出たい企業と、"出国拒否"の社員たち 海外赴任から逃げきれますか?

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ちなみに製造業だけでなく、飲食・サービス業でも海外進出を検討している企業が増えています。日本国内の少子高齢化、人口減少などを踏まえて、市場成長余地の高いアジア市場への進出を加速させたい経営者の思いはよく耳にします。ゆえに誰もが

《海外赴任の可能性は誰にもある。準備は怠るべからず》

と心得るべきでしょう。ただ、人事部もむやみに海外赴任をさせているわけではありません。赴任してから現地で適応できずに帰国→退職、となれば、会社にとっての損失は甚大です。

海外勤務に向く人のタイプ

会社側は、それなりに(?)適性を見極めて、海外赴任候補者を決めています。取材したネットベンチャー企業では、急激な海外進出(特にアジア各国)で誰もが海外赴任を内示される可能性がある状態です。人事部に取材したところ、

「海外赴任の内示を出すと、やる気みなぎる人と、消沈するする人に二極化します」

とのこと。ちなみに海外赴任の対象になる人材の特徴を、複数の会社の人事部に聞いてみたところ、

【人物面】

・融通が利く(神経質でない)

・リスクを考えて行動できる

・社交的で物おじしない

・面倒見がよい

【仕事面】

・財務諸表が読める

・マネジメント経験がある

・情報収集力が高い

・決断が早い

といった特徴が出てきました。自分があてはまるものがいくつあるか、チェックしてみてください。○が多いとすれば、海外赴任のお声がかかる可能性が高いかもしれません。

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

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たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

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