東大生の親が子にかけた「本好きになる」魔法 100人に聞いてわかった「親がするべきこと」

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「子供にどんな本を読ませれば、その子の将来に役立つんだろう?」「子供の頃に読み聞かせた本で、そのあとの人生が左右されたりするんだろうか?」

子育て中の親御さんは、一度は悩んだことのある悩みだと思います。

しかし、東大生にアンケートを取り、読書に関して取材をした結論として言わせていただきたいのは、「この本を読ませればいい!」というような本はなかったということです。

100人に聞いたアンケートでは、全部で300冊の本が挙げられましたが、「東大生の多くが読んでいた」という本はありませんでした

しかし、逆に「これをやってはいけない」というNG行為が明らかになりました。それが、「こういう本を読みなさい」と親が子供に本を押し付けてはいけない、ということです。

これこそ、東大生100人に聞いてわかった、本に関して「親がやらないほうがいいこと」なんです。

「好きでもない本」を読んで読書好きになる子はいない

どうして「こういう本を読みなさい」がいけないのかを説明する前に、ひとつみなさんの持つ誤解を解いておきたいと思います。

「東大生は、生まれたときから本とか読書とかが好きなんだろう」「東大生って、昔から読書感想文とか課題図書とか難なくクリアできる人たちなんでしょ?」

そんなふうに、「頭のいい人は読書が得意」だと思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

東大生だろうが京大生だろうが、読みたくもない本を読むのは億劫だし、どんな本でも難なく楽しく読めるような天才なんてそうそういません。

その証拠に、「あなたは読書感想文が得意(好き)でしたか?」という問いに対しては、89パーセントの東大生が「NO」と答えていました。

詳しく聞くと、「いや、『この本の感想を書け!』とかいう課題出されても億劫だし」「人から押し付けられたものってなんか読みたくないじゃん?」と答えていました。

つまりは、東大生だろうがなんだろうが、好きでもない本を読むのは普通に嫌いだし、読書がものすごく好きで東大生になった人なんてそうそういないのです。

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