乃木坂46の写真集が圧倒的に売れまくるワケ

「乃木撮」31万部突破に見る強みと巧者ぶり

発売中の写真集『乃木撮』を手に敬礼ポーズをする乃木坂46。左から秋元真夏、白石麻衣、与田祐希(写真:日刊スポーツ新聞社)

乃木坂46のグループ写真集『乃木撮 VOL.01』が、4度目の重版と累計31万部を突破したことが明らかになりました。そもそも6月の初版20万部も異例の規模だったうえに、予約の多さから発売前に2度の重版を行うフィーバーぶりが見られましたが、グループ写真集歴代1位となり、発売から4カ月が経過しようという現在も、その勢いは衰えていません。

ネット上に写真や動画などの無料コンテンツがあふれる中、「写真集は1万部売れればヒット」が定説であり、しかも『乃木撮』はプロのカメラマンではなく、メンバーたちが撮影した“素人クオリティ”。「購入特典や握手券がなく、1944円(税込)と決して安くはない写真集を購入させる」「リアル書店でもネット書店でも売れている」ことが、そのすごさを物語っています。

ここではビジネスパーソン向けに、乃木坂46の強みを生かしたプロデュース側のビジネス巧者ぶりをクローズアップしていきます。

「仲のよさ」「互いへの優しさ」を全面に

白石麻衣さんのセカンド写真集『パスポート』をはじめ、乃木坂46のメンバーによる個人写真集はそれぞれヒットしていましたが、今回の『乃木撮』はまったくの別物。個人写真集の魅力は、美しさなどのビジュアルイメージによるところが大きい一方、『乃木撮』は「仲のよさ」や「互いへの優しさ」を全面に押し出しています。

もともとファンの間では、「乃木坂46のメンバーは、互いにいたわり合い、励まし合う優しさがある」というのが共通認識。特に桜井玲香さん、白石麻衣さん、生田絵梨花さん、高山一実さんら1期生がそうであり、その姿勢が後輩たちにも浸透しているため、アイドルグループにありがちな「仲のいいフリ」「うそくさい仲良しアピール」などがほとんどないことが『乃木撮』への信頼感を担保し、期待感を高めました。

「メンバー同士がオフショットを撮影し合うことで、自分たちの素顔を見せよう」という企画は、ほかのアイドルグループでも可能ですが、ビジュアルの「美しさ」と同様に「仲のよさ」「互いへの優しさ」を強みにしてきた乃木坂46のようにはいかないでしょう。

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