行ってビックリ!格安ホテルの「意外な地雷」 どう見ても元ラブホテルだという衝撃も…

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今どきのビジネスホテルチェーンは、公式サイトからの予約が一番安い「べストレート(最安値)」ですよとうたっているからだ(同一ホテル、同一日、同タイプの部屋など条件が同じ場合)。

主なところでは、アパ(APA)ホテル、コンフォートホテル、スーパーホテル、東横イン、先出のベッセルホテルなどは「他の予約サイトのほうに安い料金があった場合は、ご予約後24時間以内に当該ホテルに直接ご連絡ください。内容確認のうえ、その料金を提供させていただきます」と、家電量販店並みの宣言をしている。

ただし、会員登録が条件だ。会員となり、公式サイトから予約すれば10%のポイント還元をうたっているホテルも多い(アパホテル、ドーミーイン、リッチモンドホテルなど)。ポイント還元率だけで単純に比較すれば、じゃらんネットや、Yahoo!トラベル、楽天トラベルなどは1%程度なので、その10倍ということになる。

ホテルのポイントは宿泊料金の値引きやキャッシュバックなどに使えることが多く、ホテル側としてはお客を囲い込めるのがメリットだ。

ベストレートは本当にいちばん安いのか

しかし、このべストレート(最安値)、本当にどこよりもオトクなのだろうか。

実際にはそうとも言い切れない。ネット予約サイト上で早期割引、WEB限定割引、バーゲン価格などのプラン名を見たら、その料金と公式HPの宿泊料金を比較してみよう。前者のほうが安いケースも散見されたからだ(なお、ホテルチェーンの中には、これらの予約サイトの割引は除くと注釈がついている場合もある)。

ただし、公式サイトを見ないと気づかないユニークなオリジナルプランも中にはある。冷えたビールとおつまみ付きプラン、朝食だけでなく夕食付きプランなど、単純な宿泊料だけでなくサービスを抱きあわせたコスパで勝負している。

今CMが大量に流れている、某ホテル料金比較サイトも、これらプランのすべてを反映しているわけではない。手間をかける時間があれば、ぜひネット予約サイト・ホテル公式サイトの両方を比較してほしい。

とはいえ、安さだけで選んで思わぬ失敗をしたこともある。

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