高速道路で見る自治体イラストの深い味わい

知ると楽しい「カントリーサイン」の読み方

(左)「時の鐘」をモチーフにした川越市、(中央)「紙漉き」を表している埼玉県小川町、(右)町の花の「バラ」を描いた群馬県玉村町(筆者撮影)
織田信長のイラストが描かれた岐阜市のカントリーサイン(筆者撮影)

調べてみると、玉村町にはバラの花を楽しめる北部公園という名所もあり、毎年持ち回りで開かれる「ばらサミット」が2019年に初めてこの玉村町で開かれるそうだ。カントリーサインがその町の特色や観光情報を知るきっかけの役目を果たすこともある。

街のシンボル、岐阜城を開いた織田信長のイラストが描かれた岐阜市、高槻城主であった戦国のキリシタン大名、高山右近を描いた大阪府高槻市など歴史上の人物の顔を見ると、一瞬だがタイムスリップした気持ちになる。

カントリーサインは原則として1自治体に1種類だが、市町村合併などの名残で複数のイラストを持つ自治体もある。

平成の大合併の影響が残るものも

関越道が走る埼玉県深谷市は2006年に旧・深谷市、岡部町、川本町、花園町が合併して誕生。カントリーサインは、下り車線は旧・川本町のイラストで、地元出身の武将畠山重忠が源平の戦いの1つ、一ノ谷の戦いの鵯越(ひよどりごえ)の故事にちなんで馬を背負う姿のもの(同じ姿の銅像が近くにある)がそのまま使われている。上り車線は旧・岡部町が町の花に指定したコスモスのイラストが使われていた。しかし、今年になってようやくどちらも同じイラストに変更された。ゆるキャラグランプリで一時は上位の常連だったこともあって知名度の高い人気のゆるキャラ「ふっかちゃん」のデザインが採用されている。

(左)下り車線にあった旧・川本町のイラスト、(中央)上り車線にあった旧・岡部町が町の花に指定したコスモスのイラスト、(右)人気のゆるキャラ「ふっかちゃん」のデザイン(筆者撮影)
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