「スマホ・動画・縦」という定石の意外な盲点

人間の目はそんなに都合良くできていない

縦動画はスマホというデバイスには最適ですが…(写真:AntonioGuillem/iStock)

ひと昔前まで、動画を使ったコンテンツ制作は、テレビ局や映画会社、アニメ製作会社といった一部の企業が担ってきました。しかし、YouTubeに代表される動画ストリーミングサイトやスマホの普及により、動画撮影や動画コンテンツ制作はあらゆる人に身近な存在になりました。

スマホへの最適化がビジネス成功のカギになる

動画コンテンツは個人的な記録・趣味の領域にとどまらず、企業の商品・サービスの宣伝に活用されたり、セミナー・講座の配信といった形で、ビジネスシーンでも利用される例が多くなってきています。私は現在、さまざまな企業のプロモーションや商品開発のお手伝いをしていますが、その中で動画制作にかかわるご相談をいただくことがあります。

近年、Webメディアを使った動画配信においては、スマホへの最適化が必須になってきています。また、動画に限らず「スマホへの最適化」はビジネス成功にとって欠かせない要件だとさえ言われます。

スマホに最適化されたサービスは当たり、スマホに適応できなかったサービスは衰退する。これは動画コンテンツにおいても同様だと思います。

「スマホへの最適化」を考えるとき、当初は通信速度やバッテリーへの対応から、動画の「時間の長さ」が意識されていました。また、スマホは画面が小さいことから「文字を露出する際は大きめのフォントを使う」といった対応もありました。

こういった視点から、次第に「スマートフォンは縦長なのだから、動画自体も縦長にした方がいいのではないか」という点が指摘されるようになりました。みなさんはこの点について、どう考えるでしょうか。

次ページなぜ動画は今まで「横長」でつくられてきたのか?
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成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。