ドリンクバーが英語じゃないって知ってる? 日本で生まれた和製英語の素晴らしき世界
読者の皆さんがよく使うであろう「ビジネス」にはこんな言葉がある。
英語圏では、サラリーマン向けの「ビジネスホテル」はあまりない。値段が安くて、シンプルなホテルは英語では「budget hotel」と言うけれど、あまりいいイメージがないかな。安全面も衛生面も微妙なところが少なくない。
ヨーロッパでは「business hotel」 と言うところもあるけれど、あまりポピュラーではない。単に、hotel だけでいい。アメリカでは、目的よりも値段を示す形容詞をつけることが多い。たとえば、「cheap hotel(安いホテル)」「nice hotel(いいホテル)」「fancy hotel(豪華なホテル)」など。
アメリカでは、怪しいホテルが多いから、気をつけてね。
「テクノロジー」からは今まさにこれ!
今年の春休みに、2週間くらいアメリカに行った。そこで義理の妹とSNS について話をした。妹は「SNSってなに?」と言った。SNS は英語じゃないの? 「social networking service」の頭文字を取っているのに。かなりショックだった。英語では「social media」が一般的。日本でも「ソーシャルメディア」と言う人もいるけれど、一般には「SNS」を使うことが多い。
最近、インスタはいちばん人気のあるSNS になった。
「ノー」を使う和製英語は、おもしろい言葉の宝庫
続いて、“くっつくと生まれる和製英語”を紹介しよう。
「アップ&ダウン」「マイ」「フリー」などいろいろあるけど、「ノー」を使う和製英語も多い。簡単な単語だからだろう。「ノースリーブ」は英語の「sleeveless」よりわかりやすい。「ノーメーク」は「I am not wearing any makeup」よりよっぽどイメージしやすい。だから、英語の文法的には変になるけれど、おもしろい和製英語の宝庫となる。
「ノー」を使う言葉でいちばん好きなのは「金曜日はノーマイカーデー」だ。この和製英語バリバリの文章は、クリスマスプレゼントみたいな私の好物だ。
英語で言うと
「Friday is a day on which everyone either carpools to work or takes public transportation」。なんと、15語も必要! 和製英語には難しいことを簡単にする役割もある。
ノープラン……………to have no set schedule
ノーコン………………to have no control
ノーギャラ……………unpaid
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