「iPhone」のまま年4万円以上節約する方法

条件が当てはまれば、十分検討の余地有り

【ポイント3】スマホの分割支払金が残る場合はよく考える

総務省が2018年6月6日に行った「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」では、大手キャリアに向けて「2年縛りによる違約金をなくす」よう要請し、話題になりました。大手キャリアには、自動更新を伴う2年間の契約期間が定められており、わずか実質2カ月間しか、違約金不要の期間が存在しません。この期間に変更が望ましいことはいうまでもありません。

また違約金不要の期間でなくとも、ドコモで契約している場合、違約金の1万0260円と、MNP転出手数料の2160円、さらに格安SIMを契約する際にかかる契約事務手数料の3240円を支払って乗り換えることは可能です。

乗り換えでかえって高くなったら元も子もない

ただしスマホの分割支払金が残っている場合、解約したからといって代金を一括で請求されることはないものの、支払い完了まで継続して分割で支払っていく必要があります。特に大手キャリアでは新しくスマホを購入する場合、月の利用料金から一定額を割引するサービスを実施しています。

たとえば、ドコモで「iPhone X(64GB)」に機種変更し、機種代金を24回分割払いする場合、毎月2376円の割引(最大24カ月分)が適用されるため、実質の分割支払金は月々2835円(=5211円-2376円)です。分割支払金が残っている状態で解約してしまうと、毎月の割引が適用されなくなるため、残りの期間は、割引前の5211円を毎月支払っていく必要があります。

となると、格安SIMに変更した場合でも、月々のスマホ料金は分割支払金と合わせて8000円近くになります。それでも現在のスマホ料金より安くなる場合は、格安SIM乗り換えへの検討余地ありですが、逆に高くなってしまうようなら、分割支払金を払い終えるまで現在のキャリアを利用するほうが得策と言えるでしょう。

【ポイント4】限定される支払い方法は「乗り換えの落とし穴」

格安SIMは店頭での契約はもちろん、ネットからも契約することができますが、その際の支払い方法はほとんどがクレジットカードに限定されています。ただし、現在は口座振替に対応する格安SIMも増えてきており、前述したDTI SIMや、楽天モバイル、UQモバイル、mineoなども対応しています。

注意しておきたいのが、デビットカードは使用できないケースがほとんどだということ。楽天モバイルのように、楽天銀行デビットカードとスルガ銀行デビットカードのみ使用できるといった条件付きで使用できる場合もありますが、基本的にはクレジットカードでの支払い、もしくは口座振替で支払う必要があります。

格安SIMによってはクレジットカードしか対応していないこともあるため、格安SIM選びではそもそも各会社がどういった支払い方法に対応しているのか、確認しておいたほうがよさそうです。

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