春名風花「今、学校に行きたくないあなたへ」

だから、僕は君に生きていてほしい

「僕は君に生きてほしい」女優の春名風花さんはそう語ります(写真:不登校新聞)
今回のインタビューは、女優の春名風花さんにお話をうかがった。春名さんが小学生だった2012年、朝日新聞の企画に投稿したコラム「いじめている君へ」が8月20日、絵本として出版されることになった。絵本に込めた想いとは何か。高校生となった今、いじめをどう考えているか。そして、今の時期に子どもの自殺が増えることについても、うかがった。

僕が話をしたいのは子ども

――絵本を出版するにあたって、こだわった点についてお聞かせください。

当記事は不登校新聞の提供記事です

今回の絵本は、2012年に僕が書いた「いじめている君へ」がベースになっています。当時、多くの反響をいただきましたが、読んでくださった方の多くは大人だったと思います。でも、僕が話をしたいのは子どもなんです。なるべく絵で見せるということにこだわりたかったので、僕が以前からファンだったみきぐちさんにお願いしました。本のサイズや質感にも気を配り、お守りのように長く持ち続けてもらえる絵本を目指しました。

――個人的には表紙の絵に心を揺さぶられました。春名さんのお気に入りの絵は?

ひとつは、子どもが自分の顔を両手でおおっている絵です。最初にいただいたラフでは、手のひらが外側を向いていたんです。でも、いじめでつらいときには、手のひらは内側に向くような気がして。そのほか、いじめに関する記事をいろいろ引っ張ってきて「どういう絵ならば、この子に届くだろうか」と、装幀の担当者も交えて何度も話し合いました。

絵本のなかでは「命」の話もしています。みきぐちさんが描く生々しいまでの赤ちゃんの絵に魅了されたことが今回のご縁にもつながっているので、赤ちゃんの絵は欠かせないって思ったし、子どもが無邪気に駆けていく足の部分だけを描いた絵も好きですね。少しだけ、はかなさを感じるというか。あとは仔猫の絵も…って、あげ始めたら全部になっちゃいますね(笑)。

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