不登校だった24歳が今、振り返って思うこと

不登校のきっかけから、現在まで

かつて不登校だった女性が振り返って思うこととは……(写真:Graphs / PIXTA)

不登校経験者・楢崎唯さん(24歳)にお話をうかがった。楢崎さんは小学2年生から不登校。当時つらかったことや、今現在の気持ちを話していただいた。

当記事は不登校新聞の提供記事です

――不登校のきっかけは?

学校で「これがイヤだった」という明確な理由はないんです。ただ、小さな「イヤだな」はたくさんありました。引っ越しをしたことで、環境になじめなかったこと、走りまわる男子や、噂話や悪口を言う女子が怖かったこと。そうしたことが重なって、小学2年から不登校になりました。

親はなんとしてでも学校に行かせたかったようで、教室に入れなくなってからは、別室登校を勧められました。保健室登校や職員室登校など、いろいろ試しました。完全に学校に行かなくなってからも、親の勧めのままに、フリースクールや適応指導教室などにも通いました。

でも、ダメだったんです。行こうとすると苦しくなって、体が動けなくなってしまって。親とは毎朝「今日は行くの、行かないの、どっちなの!」という問答をくりかえしていました。

高校は通信制高校に進んだのですが、これも私が望んだことではありませんでした。親戚から「この先どうするんだ」と問い詰められたこと。知り合いの不登校の子が、高校に進学していたこと。そうした焦りから進学を決めたのです。ですが、願書を出しに行く日に、家を少し出たところでボロ泣きして動けなくなってしまって。入学式にも行けませんでした。それでも先生にはよくしてもらって、なんとか卒業しました。

これからは自分で決めなきゃダメだ

通信制高校を卒業するとき「これからは、自分で決めなきゃダメだ」と思いました。小学校もフリースクールも通信制高校も、結局は親の意見や、まわりの子の雰囲気に流されて決めてきたことで、キツくなってしまった。でも「これは自分の人生なんだ、もう誰のせいにもできない」と強く思ったんです。

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