剛力彩芽のSNS恋愛投稿は一体何がマズいか オープンなのは結構だがビジネスには悪影響

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「『25歳まで恋愛禁止』という事務所の方針を守ってきたのだからいいじゃないか」という声もありますが、これこそ公私混同の考え方。「仕事で恋愛を我慢させられたから、仕事と恋愛を切り離せなくなってしまった」という気持ちこそ理解できますが、ファンやスポンサーなどにとっては関係のない話であり、両者に不利益を与えかねない言動を慎むのはビジネスにおける基本的なマナーです。

実力伯仲ならSNSリスクのない人を選ぶ

このような恋愛に偏った投稿や、特定企業に関連した投稿は、芸能人に限らず、ビジネスパーソンにとっても避けたほうがいいもの。なかでも、企業の代表や役員、現場トップなど、名前や役職が表に出る立場の人は批判を受けやすく、業務や取引に影響を及ぼすほか、社内評価の低下や異動などのリスクも発生します。

たとえば、実力が拮抗しているとき、恋愛に偏った投稿や特定企業に関連した投稿をしている人は、重要度の高い仕事に選ばれにくい。あるいは、社内に留まらず取引先や業界全体にまで、それが知れ渡って、転職や起業の際に苦戦してしまう。両方ともビジネスシーンで現実に起きていることであり、みなさんにとってもひとごとではないのです。

前澤さんが「今後も僕はいろんなモノやコトをここで自慢しまくるので、嫌な人は見ないでね」とツイートしていましたが、自身の発言をネットメディアやワイドショーが報じている以上、その考え方は通用しません。テレビ番組や街の看板などと同じで、「嫌でも目に入ってしまう」ものであり、芸能人の剛力さんはもちろん、名前や肩書が表に出る立場のビジネスパーソンにも、この考え方は通用しないのです。

「海外セレブやハリウッドスターは、当然のように発信しているじゃないか」という声もありますが、重要なのは本人よりも、ビジネスでかかわりのある人々がどう感じ、どう判断するか? その相手が日本人であれば、外国人の事例は参考程度にしかなりません。取引先だけでなく、顧客候補となりうる人々の心証を害してまでやるべきことでない限り、避けるのがビジネスパーソンとしての妥当な選択ではないでしょうか。

ちなみに、芸能人で「プライベートを公開することが大きなメリットになる」と言われているのは、アイドル、バラエティタレント、ブログやSNSで稼ぐネットタレントのみ。剛力さんが「今後はこのどれかで勝負する」という戦略ならいいのですが、彼女自身はバリバリの女優志向だけに、プライベートの投稿は矛盾しているのです。

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