ポール・アレンの宇宙ロケットが斬新なワケ

これまでのロケットと何が違うのか

エア・ローンチ・システム、中型リフト・ロケット、再利用可能な宇宙貨物機などの新しいロケットが描かれたイメージ(絵:ストラトローンチ・システムズ)

[シアトル (ロイター) ]- マイクロソフトの共同創業者にして億万長者であるポール・アレン氏の宇宙開発会社は8月20日、中型打ち上げロケットおよび再利用可能な宇宙貨物機についての詳細を明らかにした。これにより、儲けの大きい打ち上げサービス市場における競争は、より激化することとなった。

双胴型航空機からロケットを切り離し

軌道上に衛星を乗せることができる機体に対する需要は今後何年間も高まるとされており、アレン氏が率いるストラトローンチ・システムズ社は自社のロケットにより、そこから利益を得ようとしている。

しかし彼の会社のロケットは国内で他の宇宙企業家や業界の重鎮と競争しなければならない。それは例えば、イーロン・マスクのスペースX社や、ボーイングとロッキード・マーティンによる提携により作られたユナイテッド・ローンチ・アライアンス社などである。

シアトルに拠点を置くストラトローンチ社は、アレン氏により2011年に創業された。同社はニュースリリースにて、自社の打ち上げ機は「飛行機の予約をするのと同じぐらい簡単に」衛星を展開するようになると発表した。しかし、このロケットの初打ち上げは最も早くても2020年まで計画されておらず、同社がロケットを展開するために建造している巨大な飛行機は、未だに飛行前試験の段階にあるのである。

ストラトローンチ社のロケットは打ち上げ台から発射されるのではなく、史上最大の翼長を持つ、エンジンを6発搭載した同社の双胴型航空機の下から、高高度において落とされることとなる。

この打ち上げ方式は、億万長者のリチャード・ブランソンのヴァージン・ギャラクティック社が開発している物とよく似ている。

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