ポール・アレンの宇宙ロケットが斬新なワケ これまでのロケットと何が違うのか

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ストラトローンチ社の航空機は、運ぶことのできるロケットとペイロードの合計重量が最大55万ポンド (25万kg) になるよう設計されている。これはスペースX社のファルコン9ロケットが、地上から打ち上げることのできる重量と同等である。

ティール・グループ社の宇宙関連アナリストであるマルコ・カセレスによれば、2020年頃から1年あたりおよそ800の小型衛星が打ち上げられるようになると予測されており、これは過去10年間の1年あたりの平均の2倍以上となる。

ストラトローンチ社は同社の航空機に関する計画を何年も前に発表しており、その際の目標はノースロップ・グラマン社の小型ペイロードを持つペガサスロケットを、2020年に飛ばすことだった。航空宇宙業界の一部の人間は、ストラトローンチ社が過去に失敗してしまった他のメーカーと提携した後、いずれは独自のロケットを作り上げるのではないかと予測した。

有人モデルにも対応

ストラトローンチ社は、3400kg (7500ポンド) の搭載量を持つ新しい中型打ち上げロケットが、早ければ2022年にも飛ぶことになると発表した。また、ペイロード重量が6000kgになる派生型の開発が初期段階にあるとも発表した。同社はローンチカスタマーについては触れず、また同社の宇宙ロケットを開発するのにどれぐらいの費用がかかるかについては発言を差し控えた。

ストラトローンチ社は、地球と宇宙を往復して貨物を運ぶ、再利用可能な宇宙航空機や、その後継となる人を運ぶことができる派生型を設計していることを認めた。

(文:エリック・M・ジョンソン、編集:シンシア・オステルマン)

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