日焼けクリームと日焼け止めはどう違うのか 意外と知らない、初夏からの「すごい技術」

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太陽光線の波長の区分(イラスト:小林哲也)
日焼けクリームと日焼け止めクリームの違い(イラスト:小林哲也)

一概に「日焼けクリーム」や「日焼け止めクリーム」といっても、製品によって効き目は違う。それを分類したのが「SPF」や「PA」で表される指標である。

「SPF」はUV-Bの、「PA」はUV-Aの防止効果を示している。SPFは50までの数値で、PAは+(プラス)、++(ツープラス)、+++(スリープラス)、++++(フォープラス)の4段階で表示される。どちらも数が大きいほど防止効果が大きくなるが、塗り方によって効果は大きく異なる。説明書に従い、丁寧に塗ることも大切だ。

ちなみに、UV-Aは一年中降り注いでいる。また、雲やガラスを透過するため、くもりの日や室内にいる場合でも肌に影響を与える。紫外線に弱い人は十分注意したい。

制汗・制臭スプレーの知られざる仕組み

日焼けとともに“暑さ”を連想させる「汗」。かつては、「汗は男の勲章」などと、汗とそのニオイが男のシンボルとされた時代もあった。しかし、今では「汗臭さ」が疎まれる時代に。そんな中、「デオドラントグッズ」が男性に人気らしい。

デオドラントグッズとは、汗を抑えたり、汗のニオイを解消したりする商品のこと。汗を抑える「制汗」、汗のニオイを取る「制臭」に大別されるが、多くの製品は両者を備えていて、その区別は不明確である。

形態としては、ロールタイプ、クリームタイプ、スプレータイプの3種あるが、ここでは人気の高いスプレータイプを解説したい。

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