初心者こそ使いたい?「投資系フィンテック」

元手や経験、暇がなくてもお金は増やせる?

少ない資金でも運用してくれるフィンテックサービスは、初心者には魅力だが、注意も必要(写真:kou / PIXTA)

近ごろ、フィンテック(FinTech)という言葉がよく聞かれるようになりました。金融(Finance)と技術(Technology)からなる造語で、これまで手続きが煩雑だったり、限られた人しか使えなかった金融サービスが、テクノロジーの力でより便利に身近になりつつあります。

今回、次々と生まれている投資関連のフィンテックサービスについてご紹介します。投資系フィンテックの特徴は、「資金が少ない」「忙しい」「経験がない」といった人でも、簡単にプロの運用と同レベルのサービスが受けられるところにあります。

売買もリバランスも自動で行ってくれる

まずご紹介するのは、株式などの投資をする際に、いちいち調べたり、投資のタイミングを見計らったりする手間をはぶいてくれる「ロボアドバイザー」系サービスです。

ロボアドバイザーは大きく「アドバイス型」と「投資一任型」に分けることができます。

アドバイス型のロボアドバイザー(「SBI-ファンドロボ」、「カライス」など)は、いくつかの簡単な質問に答えると、自分に合う商品や資産クラス(国内株式や外国債券などの区分け)、購入割合などの提案を受けることができます。アドバイスに沿って提案された商品を購入できますし、購入しないことや、自分なりの見解で割合を変えて購入する判断材料を与えくれます。アドバイス型で行うのは診断までで、実際の金融商品の売買は自分で行います。

一方、投資一任型(「THEO」、「WealthNavi」、「楽ラップ」など)は、いくつかの質問に答えて自分に合う投資割合を割り出すところまではアドバイス型と同じですが、金融商品の売買もロボットに任せられる点が異なります。毎月1万円、3万円、5万円と積み立て運用する額を決めたり、10万円などあらかじめ投資に充てる金額を預けたりすることで、それ以降の売買なども自分で行わず自動で運用するので、忙しい人にはピッタリでしょう。

金融商品は価格の変動を伴います。たとえば、国内株式投資信託1:外国株式投資信託1と均等に購入していたとしても、どちらかの値が上がればその割合は変化します。投資一任型では、こうした配分の崩れも自動で修正(リバランス)しながら、当初に決めた割合に沿った運用を行っていくのです。

購入する商品を選ぶ手間、運用を継続するうえでの手間を省けるのが、ロボアドバイザーの主な効能です。

次ページ1単元約600万円のキーエンスも小口で買える
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