初心者こそ使いたい?「投資系フィンテック」

元手や経験、暇がなくてもお金は増やせる?

ロボアドバイザーが10万円ほどの資金でも運用してくれる一任型のサービスは、本来、1000万円など、まとまったおカネを預けられる人だけが利用できるサービスでした。それが、テクノロジーの力で小口でも利用できるようになったのです。

こうした小口化の例は、ほかにもあります。買い物の際に発生するおつりを集めて投資を行う、「おつり投資」(「トラノコ」や「マメタス」など)というサービスもあります。おつりの単位を100円、500円、1000円などと設定しておくことで、自分のペースに合わせて投資を行うことができます。たとえば、380円の買い物をした場合、400円支払うと仮定したなら20円、500円支払うと仮定したなら120円、1000円支払うと仮定したなら620円のおつりが投資資金となります。

日々発生するおつりを、1カ月分まとめて投資するのが一般的なようです。おつり投資は、主に投資信託のような仕組みを使い、少額でも複数の株式や債券などに投資されます。

小口だと議決権がなくても配当は得られる

また、株式の売買は、銘柄ごとに100株や1000株などの「単元」と呼ばれる単位で取引します。1単元分が高額な株式の場合、資金がない人は買うことができません。たとえば、値の張る銘柄として有名なキーエンスだと、1単元約600万円(2018年7月20日現在)と非常に高額です。手持ち資金が少ないと、特定の1単元を全力買いするはめになるので、リスクが集中してしまいます。

そのため、資金が少ない人でも1単元が高い銘柄を購入できるこんなサービスもあります(「One Tap BUY」や「るいとう」)。これらは、1000円分だけを買うなど、少しずつ買い進め、最終的に1単元を取得できる仕組みです。単元未満の株主だと、株主優待や、株主総会の議決権などは得られませんが、配当金などは持ち分に応じて得られるのが一般的です。

ビッグデータやAIなどを駆使して、未来予測などの投資判断を自動化させた取り組みも増えています。

次ページAIによる為替予想の的中率は約70%
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